一昨日、昨日の続きです。
自分もまさかこんなに長くなるとは思いませんでした。
続けていきます。
⑦ プログラミング
いまやパソコンやスマートフォンは日常の業務とは切っても切れない関係にあります。
僕自身仕事でワードやエクセルといったオフィスのソフトを使用しています。
非常に便利なソフトです。
ところがこういうソフトを独学でなくある程度体系立てて学んだ経験のある方ってどれだけおみえでしょうか。
ワードやエクセルというのは汎用性が高く、事務の仕事をするのになくてはならないものになりつつあります。
事務の求人広告を見ても「ワード、エクセル使える方」というのが条件に入っていることも結構あります。
またこれはうちの奥さんが話していた事ですが
「PTAや子供会の役員をやっていると過去の資料等のデータをエクセルでもらうケースがあるんだけど、作った人の独学でやってしまっているからいじれないんだよね…。」
なんていう事を昔から聞きます。
仕事の資料なんかでもそうですね。
退職した人が引き継ぎ資料をエクセルで作成している場合、どういう思想でどの様な関数を使ってシートを作成したのかわからない、という事は僕も経験した事があります。
これだけ世の中の大多数の方が使う様になったものはやはり統一した使い方はもっと普及した方がいいと思います。
こういう事も含めビジネスの世界で「手書きの文化」というものが絶滅しつつある以上、ワード、エクセル等も含めたこういうものの基礎であるいわゆる「プログラミング」というのはもっともっと一般的な知識として普及すべきだと思います。
⑧リスクマネジメント
これは現代社会を生き抜くには必須だと思います。
我々は様々なリスクに囲まれて生きています。
自宅ですと地震や火事。
外出すると自動車事故。
パソコンを立ち上げるとウィルス。
他にも様々な詐欺等が世の中には存在します。
こういった様々なリスクに対する対応策を若いうちに身につける機会を教育の場で伝えていくべきだと思います。
大人はどうしても「自分は関係ない」「自分は引っかからない」と聞き流してしまう人、まともに捉えない人等も沢山います。
そういう人がえてしてひっかかるものです。
ところが子供は大人に比べて素直です。
教えられたことをそのまま吸収します。
ですから子供のうちに日常生活の様々なリスクを教え込むべきであると思います。
パソコンやスマートフォンがこれだけ日常生活に入り込んでくるとなおさらです。
ネット上のリスクは若年層にも広がっています。
ワンクリックで何かを買わされる、何かを契約させられる、また何かを送り付けられる、身に覚えのないものに対して「〇日までに〇円を振り込んでください。」というメールに反応してしまう。
そういう事に対する耐性、備えは若いうちにつけておくべきです。
是非教育の場で取り上げてほしいです。
⑨道徳教育
最近不足していると思われているのがここです。
SNSの若年層の利用に伴ういじめ等の陰湿化。
大人になってからの様々なハラスメント。
全てはここが疎かになってきている、というのも一因ではないでしょうか。
ここをどう教育していくか、というのは内容によっては様々な批判も出てくると思います。
ただどこかでここを教育しないといけない、というのは日々の報道を見ていて感じる事が多々あります。
今も道徳教育はありますが、もっともっと強化してほしい、と思います。
⑩最後に
スポーツの世界で練習をする時に「実戦の一部を切り取った」練習をよく行います。
練習でも「実戦に即した」事をすることが求められます。
営業や販売でもロールプレイングという模擬商談の練習を行う事があります。
実際の商談をスムーズに行う為の練習です。
教育の場を「実際に社会に出るまでの準備期間」という捉え方をすると「実社会で求められるスキル」から逆算した内容を教育に取り入れる、というのも一つの考え方ではないでしょうか。
社会人になると全て自分の責任として様々な事に対応しなければなりません。
- 給与や賞与のうち資産運用にどの位の金額を振り向ける? またどの手段を選択する?
- 住宅ローンの商品を見比べる時に金利を含めた支払総額をどう計算する? (エクセルを使えば一発で算出できます。)
- 部下が出来た時にどの様に接する? またどういった行為がハラスメントになる?
- 外国に転勤になった時に語学はどうする?
様々な局面で選択を迫られることが出てきます。
その時に実社会で役立つスキルを教育の場でつけておく、という事は絶対にプラスになると思います。
そういう教育体制への変換を図っていく事が来るべき令和の新時代を迎える日本の未来を明るくする一つの方法ではないか、と思う訳です。