自財人を目指す男のブログ

人生を豊かにする「財」を「自在に稼ぐ」という意味の「自財人」を目指す男のブログです。某会社の執行役員として、トレーダーとして、トレード講師として、不動産投資家としての毎日を綴っていきます。

株式投資初心者が狙うべき株とは?

今から株式投資を始めようとする株式投資初心者の方、どういう株を買おうとしてますか?

 

何せ今から初めて株を買う訳ですから色々悩まれている事と思います。

 

僕なりのお勧めは「株価が安い株」です。

 

ただ単に安い株といっても様々な株価の株が存在します。

 

数万円する株もあれば1桁の株もあり、さらにその株価自体が毎日変動します。

 

ではいくらくらいの株を買えばいいのか、という事ですが数字的な事を言うと

「300~600円程度の株価」の株を買う事をお勧めします。

 

これは僕なりの理由があります。

 

①あまり株価の高い銘柄は仕掛けられない。

 

例えば証券コード9984、ソフトバンクグループの株価は2019年3月12日時点の終値が10700円です。

今は株を買える最小単位=単元株は100株です。

という事はソフトバンクグループの株を買おうと思ったら最低でも1,070,000円必要になります。

 

初心者の方がいきなり総額100万円以上の投資が出来ますか、という事です。

 

いきなりその金額というのはなかなか厳しいのではないでしょうか。

 

②安い株は普段の値動きが激しくない。

 

一般的に安い株より高い株の方が値動きが激しいです。

株価には一日辺りの値動きの上限を示す「値幅制限」というものがあります。

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値幅制限表

株価というのは銘柄によって一日の値動きの値段が決まっている、という事です。

 

上記の表をご覧いただいてお気づきの事はありますか。

 

株価というのはその価格が高いほど値幅制限の幅が大きくなっています。

 

という事はどういう事でしょうか。

 

「株価というのは高ければ高いほどその値動きも激しくなりがちである。」

 

という事です。

 

各証券会社では株価に関する様々なランキングを提供しています。

その中でも比較的どの証券会社でもあるのが「値上がり率」「値下がり率」ランキングです。

逆に「値上がり額」「値下がり額」ランキングというのはありません。

このランキングの目的は率の高い銘柄を投資家に提供するものです。

2円の銘柄が3円になるのと100円の銘柄が150円になるのは同じパワーである、という事です。 

 

確かに値動きの激しい株、というのは魅力的かもしれません。

株価の値動きが激しい、という事はそれだけ株価は上昇しやすい、という一面があります。

誰しも自分が投資した銘柄は早く上昇してほしい、と感じるものです。

 

ところが上昇しやすい、という事は下降しやすい、という一面もあります。

値動きが激しい、という事はそういうリスクも伴います。

 

株価の高い銘柄に投資するな、という事を言いたいのではありません。

 

いきなり初めから数千円の後半から数万円の銘柄を取り組むのはそれなりのリスクも伴う、という事を覚えておいてください。

 

③いざ動き出すと大きく動く可能性がある。

安い銘柄、というのはいざ動き出すと大きく動く傾向があります。

例えば「テンバガー」という株価が10倍にある様な銘柄というのは最初のうちは株価が安いものが多いです。

 

仕手筋、と呼ばれる大きな投資資金で株価を動かす集団は500円以下の銘柄を仕掛ける事が多い、という話もちょくちょく耳にします。

 

ですからもし良いタイミングで投資する事が出来ればそれなりに利益を上げられる可能性もあります。

 

④株価が自分の思惑と逆に動いた場合の撤退点を決めやすい。

 

株価500円前後の銘柄は株価チャートの節目になる指標が集中している可能性があります。

テクニカル的な指標が集中しているケースもちょくちょくあり、株価が自分の仕掛けた方向と逆に動いてしまった時に損切りの位置が決めやすい、という利点があります。

 

株をやる時は常に自分の思惑と逆に動いた場合の撤退点を決めなければなりません。

 

www.jizaijin.biz

 

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いざ撤退点を決める時の目安になる様な指標が沢山集まっている可能性があるので撤退点が決めやすいという利点もあります。

 

⑤注意点

ただ一つ気を付けてほしいのはあまり安い銘柄を仕掛けてはいけない、という事です。

 

例えば一桁や20~30円台の銘柄は僕は仕掛けない様にしています。

 

僕は以前4~5円の銘柄を仕掛けて倒産(上場廃止)の憂き目に遭いました。

数日間立ち直れませんでした。

 

株価が安すぎる銘柄というのはそれなりの理由があり、そういった銘柄を取引するという事は株のトレードにおけるリスクを余分に増やすことになります。

いわゆる「倒産リスク」ですね。

 

あと安すぎる銘柄のもう一つの欠点は「株価が本当に動かない」という事です。

株価が10円以下の銘柄なんて一年以上一日に1、2円しか動かない事がざらにあります。

そういう銘柄の株価チャートはバーコードみたいになっています。

 

一年以上ほとんど動かない銘柄を仕掛けて本当に一年以上動かず、そこから株価が自分の思惑と逆に動いたり、倒産なんて言う事になればそれこそ目も当てられません。

 

以上が僕自身が株式投資初心者に送る、株価という観点から見た最初に狙うべき銘柄です。

 

といっても僕自身も仕掛ける銘柄はこれ位の金額のものが多いですね。

株価の高い、いわゆる「値がさ株」はあまり仕掛けないですね。 

 

理由は上記③、④の観点からです。

 

④の観点は普段いつも心がけていますし、③の観点では何度か美味しい思いもしていますので。