自財人を目指す男のブログ

人生を豊かにする「財」を「自在に稼ぐ」という意味の「自財人」を目指す男のブログです。某会社の執行役員として、トレーダーとして、トレード講師として、不動産投資家としての毎日を綴っていきます。

やり続ければいつかゴールにたどり着ける。

田中陽希さんが行っている日本三百名山一筆書きをTVで観ています。

 

www.greattraverse.com

 

日本各地に散らばる三百名山に指定されている山を全て人力で=歩いて移動しながら全て登る、という凄まじ過ぎる企画です。

 

百名山の百座、二百名山の百座、いずれもNHKでグレートトラバーズ、グレートトラバーズ2として放送されていた頃から観ていました。

両方とも百づつだったのですが(それでも充分にすごいですが…。)今回は三百名山を既に踏破した百名山、二百名山も合わせて一緒に踏破するとの事。

一年半かかるみたいです。

 

歩き、歩き、歩き、海はカヤックで渡航。

よくもまあこんなことが出来る、と思いながらいつも観ています。

(ちなみにこの「よくもまあ」というのは「呆れた」というニュアンスでなく、「すごいなあ。僕には出来ない、という感嘆の意味です。)

 

元々この方はチームイーストウィンドというアドべチャーレースのチームに所属しています。

www.east-wind.jp

 

この方の事を知ったのがNHKで放送していた

「パタゴニア、世界の果ての冒険レース」

という番組でした。

 

自分が観たい番組を録画していたらその番組表の近くに上記タイトルの表示があって

「世界の果ての冒険レースってどんな内容なんやろう…。」

と興味を持ち出したのがきっかけです。

 

実際に録画してからもすぐには観ずに、時間がある時に観ようかなあ位のテンションでしばらく放置しておいたのですが、たまたま休みの日にテレビでも観ようかなあ、と思って録画してあった一覧を観ておいてふっと目に留まり

「そういえばあったなあ。」

的な感じで見てみました。

 

内容をずっと見ているうちにその過酷さに一気に引き込まれていきました。

 

4人一組でのレース、うち一人は女性を入れないといけない。

レース内容は一週間位、その中でトレッキング、カヤック、マウンテンバイクを交互に行い5~600キロくらいの距離を走るレース。

レース期間中の睡眠時間は一日1.5~3時間位。

トレッキングなんかは道なき道を進んでいくので地図の読み方が間違っていたら全然違う方向へ進んでいってしまう。

当然にGPSなんかも使用不可。

山の奥深くに入っていったり、木々の密集しているところを進んでいく、いわゆる「藪漕ぎ」なんかは本当に体調万全でもこんなところには入っていきたくない、という感じです。

よく「道なき道」なんていう表現を使いますが、本当に道はありません。

体力的にもボロボロ、睡眠もとれない、食事も自分たちで持参している簡易なものばかり。

そんな究極的な環境の中でメンバー同士が時に反発しあう状況もある訳です。

地図読みが間違えてしまった為大きく迂回せざるを得なかった、今睡眠をとるべきかどうか…。

 

「僕なら半日ももたないなあ。」

という過酷という一言ですら陳腐な環境の中で繰り広げられるレースにテレビの前で2時間釘付けでした。

 

この番組は2本やって、それぞれがパタゴニアのレース1回づつ放送されていたのですが(そのうち一回はなんと2位でした。すごいわ…。)、そのどちらかのエンディングで田中陽希さんが番組の最後で

「どんなに遠いと思う目標でもゴールでも、そこに向かってずっと歩いていけばいつかは辿り着ける。

だからそこまで歩き続ければいい。」

 

という内容の事をおっしゃっていました。

 

僕はその言葉を聞いてハッとさせられました。

 

僕は性格上どちらかと言えば飽き性です。

 

何か「これをやろう。あれをやろう。」と思っても結構脱落するタイプです。

特にダイエットにしても仕事の自分の中で決めた取り組みにしてもそれ以外の事にしてもやりはじめて3~4か月で脱落してしまう事が結構あります。

(昔からの友人には「今の〇〇(←僕の名前です)は太〇〇? それとも細〇〇?」と聞かれることもあります…。)

 

「継続は力なり」ということわざがありますが、細かいことを継続していくというのが今の自分に一番足りない部分です。

 

特に自分で決めた事を守れない、というのはやはり情けないことで、情けない大人である、とも思います。

最近硬式野球チームへの入団が決まった4月から中学生になる息子が毎日身体を鍛え始め、素振りやシャドーピッチングを見てほしい、と頼まれるのを見て、自分もこんなことではいけない、と思い始めています。

 

親が何かに一生懸命やっている姿を子供たちに見せる、というのは究極の子育てだと思います。

子供は親の背中を見て育つ。

 

僕も以前父親が仕事で夜遅く帰ってきたり、朝早く出ていったりすることが多々あって、その当時(学生の時)はあまり感じなかったことが今になると「すごいことをしてくれていたんだなあ。」とつくづく感じます。

 

僕は株式トレード塾の講師も行っておりますが生徒さんから

「自分もこの手法、出来る様になりますかね。」

と質問をされることがありますがその質問に対する答えとしてはいつも

「出来る、出来ないで考えては出来ない人も出てきます。そうではなくてやるかやらないかの2択で考えて、やり続ける、というのがやれる様になる秘訣だと思います。」

と回答しています。

この辺りの考え方は同じであるという事でしょうか。

 

これから何か目標を立てた時に

「やり続ければいつかゴールにたどり着ける。」

という事を自分の胸に刻んで取り組んでいきたいと思います。

 

田中陽希さん、ありがとう。

あなたから元気をもらっています。