いま僕は勤務している会社な車で通勤しています。
この通勤時間ですがよく
「無駄」
とか
「テレワークやリモートワーク、在宅勤務に置き換えられる職種もある」
という考え方があり、僕なんかも確かにそう思います。
特に僕みたいな間接部門の事務職はもっとリモートワーク等が普及すればいずれ在宅勤務も充分に可能になると思います。
最も僕の場合管理職でもあるので難しいかもしれませんが…。
ただ今は通勤をしなければならない立場ですので、そこは割りきってこれを逆に生かして色んなことを整理する時間に使っています。
運転する時間には他の事が出来ません。
携帯やスマホいじりももってのほか。
だから僕の場合は運転する時間を「色んな事を考える時間」に充当しています。
BGMにはラジオを流しており、頭は他の事を考えているのであまりしっかり聞き耳はたてていませんが流れているニュース等を何となく聞いており、興味のある事には聞き耳を立てています。
先日もラジオを聴くともなく聴いていましたが、老後の生活についての特集をしていてその時に話していたゲストの方が
「老後が不安なら老後を無くせばいい。」
というなかなか斬新な表現をしていて、そこで耳がラジオに集中しました。
要点としては
「40歳代、50歳代のうちに定年後の生活に備えて一生現役でいられる様にしておこう。」
という内容でした。
運転中で内容をしっかり覚えきる事も出来ず、耳に刺さった言葉でネットで検索してみると以下の記事に出会いました。
読んでいてなるほど、と思う事ばかりでした。
結局僕なんかもそうですが一般の方々というのは
「将来に対する漠然とした不安。」
の中にいる訳です。
「もらえる年金だけで生活が出来ない。」
「身体はどんどん衰えていく。」
「給与が無くなると生活をどうしよう。」
「奥さん(旦那さん)に先立たれたらどうしよう。」
様々な、しかし経験したことの無い不安に対して悩んでいる訳です。
この方のおっしゃることは上のリンクから読んでいただければいいのですが、僕はこの記事の方がおっしゃっている事プラス
「老後に新たな自分になるべくポジティブな目標を立てる。」
事をお勧めします。
どういう事か。
例えばサラリーマンの方、
「月に5万円の売上のある個人会社をつくる。」
事を目標にすればいかがでしょうか。
今まで給与でしか収入がなかった方がそれ以外で収入が出来るのがどれだけ凄いことか…。
僕は給与以外で初めて収入を作ったときの感動は未だに忘れられません。
(株のトレードでしたが。)
ただ引退をせずに働くという事で老後をなくす、という事だけではなく、どうせ働くなら将来しっかりした夢や目標を持ち、それを自分の個人会社とリンクさせていく事で生きる事で
「自分の生きがい作り。」
にもつながります。
あともう一つ、この個人会社という事は「働き方」にも繋がります。
現役世代といわれる若い頃にどの様な仕事をしていたかにもよりますが、やはり年齢を重ねてくるといわゆるブルーワーカー的な「現場で身体を動かして行う仕事。」というのはどうしてもしんどくなります。
これは「加齢による身体の衰え」という、誰にでも必ずある事なので受け入れるしかありません。
今までそういう仕事に従事していた方はご自身の働き方を
「身体を使わなくても出来る仕事」
にシフトチェンジする必要が出てきます。
個人会社を営むという事は
「仕事に従事する。」という事と同時に「会社を経営する。」という両方の事をやらなければなりません。
となるとホワイトカラー的なデスクワークも必要になります。
経営をするという事は勉強もしなければなりません。
人は何歳からでも学ぶことが出来ます。
うちの父親は80歳ですが未だに登山をしており、パソコンのエクセル講座に通い、登山サークルの行事予定表や町内会のゴミ出しの当番表等をエクセルで作成しています。
頭をしっかり動かしている方はボケるのも遅くなりますし、生活の張りにもなると思います。
今現役世代の方(僕もですが)、今の働き方が70歳代になったとしてもできるのか、今の会社で雇用してもらえるのか、といった事を考えてみるといいと思います。
そうやって自分の働き方を見つめなおし、
「生涯現役で働く」「自分の個人会社を経営する」
という夢や目標を持って働く方という方、一日目や二日目、一週間後や一ヶ月後では成果が出ないかもしれません。
ただそういう生き方を3年、5年、10年と積み重ねていくとひょっとしてとんでもないところ、自分が想像したこともないところに自分自身を連れて行ってくれるかもしれません。
そうやって自分自身の生き方を見つめなおし、生きる事と働く事を上手くリンクさせる様にシフトチェンジしていく事こそが真の働き方改革なのでは?と考えます。
今回はたまたま「月5万円の売上のある個人会社」という事を例に挙げましたが、他にも
「地元の山を一緒に歩き下山後地元の人しか知らない様なローカルな店に連れていく山岳ガイド。」
とか
「60年趣味の読書を続けてきた75歳の元会社員が実際に読んだ本の中でお勧めの本を紹介する読書サイト。」
とか、ご自身の趣味や会社勤めの経験を生かした何かがいろいろあると思います。
何もせず漠然とした不安と向き合いながら生きていくのか、現在を「将来の新たな自分を作り出すための準備期間」や「新たな自分自身と出会う為の楽しみの期間」という風に意識転換をして生きていくのか、その差というのは数週間、数か月間はともかく年月が経てば経つ程その差というのはどんどん開いていくのだと思います。
ラジオからのネット検索でそんなことを感じたひとときでした。