昨日の続きです。
昨日メールをしてきた人が上手く行く様になるのはどう考えればいいのでしょうか。
僕なりの結論です。
④やれる様になるまでやり続ければいい。
これが僕が今まで生きてきた中で出した結論です。
どれかを選んでそれをやれる様になるまでやり続ければいい訳です。
株をやりたいなら、色んなセミナーに行ったなら、まずどれをやるかを選択する。
ここで大事なのは
「どれが正解かはやってみないと分からない。」
という事なんです。
もっと言えば
「選択したものが正解になるかどうかはその時点では分からない。」
という事も言えます。
どんな手法を選択したとしても、その時点では選択したというだけに過ぎません。
では選択したものが正解だったかどうかはいつ分かるのでしょうか。
それはあなた自身のその後の取り組み方次第、という事なんだと思います。
もし何も選択できないなら選択しなければいい。
それをやらなければいいんです。
今回の場合は
「お金を払って誰かから株のやり方を学ぶ。」
という事をやめればいいんです。
何も信用できない中から何かを選ぶ必要はない。
様々なものを少しづつ見て、自分が信用できると思うものを選択すればいい。
何も株にこだわる必要はないんですよ。
(僕はこの方がなぜそこまで株にこだわるかが全く分かりません。)
ただもしどうしても株をやりたいなら何かを選択しないといけません。
それは既存のスクールやセミナー、塾でもいいですし、そこまでお金をかけたくないのなら独学でもいいんですよ。
今ですと1,500円程度で株に関する書籍も沢山販売されてます。
どれか一冊を手に取って購入し、その本を何十回、何百回と繰り返し繰り返し読み込めばいい。
かかるコストは1,500円だけです。
もしセミナーやスクールを選択するならまずどれか一つを選択しないといけません。
その上でどれか一つに入ってみて分かるまでやり続ければいい。
そうして自分が選択した手法を最終的に自分自身が出来る様になるまでその方法を勉強し続ければいい。
僕が株をやりだした時もそうでした。
「ホンマにこんなことしていて儲かる様になるんかなあ…。」
と思いながら週末に株式スクールに行き、平日に毎日教科書を片手に株価チャートを見て、コツコツと勉強し続けた結果、いつの間にやら出来る様になっていた、という感じでした。
何か技術を身につける人ってみんなそうだと思います。
時間をかけて基礎からしっかり覚えて、理論と実践を繰り返しながら少しづつ自分のものにしていく。
そこには様々な試行錯誤やトライ&エラーがあります。
そういった事をやり切った方がその技術を身につける。
仕事でもそうですよね。
新入社員も研修を受けて先輩について一週間5日か6日、朝から夕方までみっちり職場に浸かりながら仕事を重ねて一人前になる。
僕も税理士事務所に就職した時は簿記の借方と貸方も分かりませんでした。
職場の先輩に教えてもらい、自分でも仕事の合間に勉強し、仕事でもしっかり勉強しならいつの間にやら法人の決算、申告や個人の確定申告が出来る様になっていました。
そういう事をやればいいんです。
今回の件、僕はメールをいただいたこの方を「かわいそう」と思います。
何故なら、何かを成し遂げるのに一番大事な考え方の事を全く分かっていないからです。
何かを身につけようと思ったらどんな世界でも一番大事なものが2つあると思います。
それは何かというと
・その世界のベースとなる考え方をしっかり理解する。
・自分の取り組む姿勢。
僕が見る限りこの方は両方とも全く分かっていない。
そのことがかわいそうです。
建築中の建物に例えます。
ベースとなる考え方が分かっていなければ基礎がしっかり出来ていないのと同じです。
ろくな基礎工事をせずにその上にどれだけ立派な家を建てたとしても何か災害があればすぐに崩れてしまいます。
取り組む姿勢が悪い、というのは基礎がしっかりしていても柱や壁がいい加減にできています。
この場合も災害があれば一環の終わりです。
これらを全く分かっていない事がこの方の最大の不幸です。
こういう方が私共の一日体験セミナーに来られた、というのが自分にとっても不幸です。
こういう事を教えてあげたい、と思ってももうこの方が私共のスクールに来ることがないであろうからです。
人の考え方を変えるって難しい。
だから変に押し売りやしつこい営業をするのでなく、しっかりと考え方や手法を話し、それに賛同してくれる人に自分たちの手法を教えればいい。
と頭では分かっていてもこういう考え方の方を見ると
「なんとかしてあげたいなあ。」
なんて無駄な事を思っている自分もいたりする訳です。