自財人を目指す男のブログ

人生を豊かにする「財」を「自在に稼ぐ」という意味の「自財人」を目指す男のブログです。某会社の執行役員として、トレーダーとして、トレード講師として、不動産投資家としての毎日を綴っていきます。

仕事の質は人生の質に直結する

このブログを読んでいる方会社員の方、今の勤務先をどの様に捉えていますか。

「すごくいい職場、一生勤めたい」

と考えていますか。

それとも

「すぐにでもやめたい」

と考えていますか。

 

僕は自分の会社を経営しながら、会社員=サラリーマンをしていますが、会社員で勤めている会社もすごくいい会社で、基本的に定年まで勤めたいと思っています。

 

原因を考えてみると、

「充実した仕事を出来る環境にある。」

という事に尽きるのかなあ、と思います。

 

僕の場合この会社には元々社長と知り合いという事があり、入社してから4年近くが経過しますが、未だに一度も辞めたいと思った事はありません。

 

一応肩書きが

「執行役員、管理部長」

と仰々しい肩書きがついています。

管理部の責任者ですが、要は

「営業部門以外の何でも屋」

です。

 

経理…入出金確認、請求書発行、支払請求書の確認、支払請求書の支払対応、資金繰表作成、経理ソフトの記帳、税理士、金融機関対応。

 

労務…労働時間集約、給与計算、休暇・残業時間管理、労務関係書類管理、社労士対応。

 

総務…助成金申請、会議資料作成。

 

他にも数えられない細かい業務があり、それらを管理職として管理しているのが僕の仕事です。

 

実はこの管理部、僕がこの会社に来るまで存在しませんでした。

従業員は20人弱の小さな会社でしたが、内部をまとめられ、実務の出来る社員がおらず

・給与は従業員によってバラバラ

・労働時間は全く管理されておらず

・会社の数字は税理士任せで決算にならないと数字がわからず

・債務超過で金融機関からの借り入れができない。

こんな状態でした。

 

社長とは僕が20代後半から30代前半の時に勤めていた税理士事務所の時に自分の担当のお客様から紹介された方で、申告や個人事業主→法人成りの時のお手伝いをさせていただいた間柄でした。

 

僕の転職に伴い疎遠になっておりましたが、ひょんなことから再会し、色々あって僕が入社する事になり、それに伴い社内に管理部が立ち上がり、僕が責任者になりました。

 

つまり、僕が来るまでこの部署はありませんでした。

ですので経理をやっていた社長の奥さんから多少の引き継ぎはありましたが、色んな事を殆ど独自に調べてやってきました。

 

・各自バラバラだった給与規定の作成や、新規定導入に伴う経過措置の策定。

・金利の高いファイナンスの借り換え。

なんかはその道の専門家の力を借りながらも何とかやりきりました。

助成金なんかは支給対象になるのには色んな要件があり、時に官公庁の窓口に足を運びながら色々説明してもらい、事前計画立案から事後の支給申請までの道筋もつけました。

 

今までやってきた事がベストな選択を取り続けてきたか、というとそうは言い切れませんが、ベターな手段を取ってきた、という事は間違いなく言えると思います。

 

自分が勤めている会社が目に見えて良くなっている、そこに自分が関われている、という事は幸せな事だと思います。

 

あと幸せな事がもう一つ。

「社長からの信頼を肌で感じられる。」

という事。

 

入社初日から今日までの間

「何をやって下さい。」

と細かい指示を受けた事はただの一度もありません。

全て信頼して任せてくれました。

 

入社に当たっても自分が会社を経営している事、あと通勤の距離等を最大限に配慮して条件提示をしていただきました。

 

「仕事の質は人生の質に直結する。」

 

僕の好きな作家、池井戸潤さんの

「ロスジェネの憂鬱」

に出て来る登場人物の発する一言です。

 

仕事というのは人生の大部分を占めるものです。

自ら会社を経営する社長からパートタイムで働く方まで働き方は人それぞれです。

ただ人生の中で重要な位置づけであるものである、それは殆どの方がそうだと思います。

 

自分が働いている職場で何に取り組みどう過ごしどの様な報酬をもらうか、そこでの充実度はそのまま人生の質を左右する、といっても過言ではない、と思います。

 

仕事というのはお金を稼ぎ、生活の糧を得る手段であり、大部分の方がそれが「第一」であり

かつ「最大」の目的であると思います。

現に僕自身もそうです。

 

ところが「第一」であり「最大」であり、かつ「唯一」だとしたら、それは寂しいとも感じます。

 

どんな職場環境であれその環境でお金以外の価値観を見いだせる事、それが出来ている方は幸せな方だと感じますし、僕自身今の環境でそれを見出せているのは幸せな事だと思います。

 

仕事の質は人生の質に直結する。

 

・所詮サラリーマンだから

・どれだけ仕事しても給料変わらんから

・仕事はそこそこで余暇だけ満喫しよう

というスタンスで仕事してる方、あまりに勿体ない気がします。

 

質を上げる努力をすると自らにも必ず何かのリターンがある、と考えてこれからも前向きな姿勢で仕事をしたいと思います。