自財人を目指す男のブログ

人生を豊かにする「財」を「自在に稼ぐ」という意味の「自財人」を目指す男のブログです。某会社の執行役員として、トレーダーとして、トレード講師として、不動産投資家としての毎日を綴っていきます。

相変わらずな人達

「やらかす」上層部と疲弊する現場と

 

またまた出てきましたね。

最近流行りのスポーツ界のゴタゴタ…。

 

こんな話。

 

www3.nhk.or.jp

 

あとこんな話も。

 

www.huffingtonpost.jp

 

毎度毎度、という感じです。

 

一体どうしてしまったのでしょうか。

 

①閉ざされた世界?

 

以前川淵三郎さんはこんな発言をなさってました。

 

今の日本において、私は日本のスポーツ界は宝の山だと思っている。それはなぜか?

答えは簡単で各競技団体が何もしていないからです。

 一つの例がお金の稼ぎ方が非常に下手です。理由は各競技団体のトップが競技の元日本代表であったり、社会的地位が高かったりで、たまたまその地位に就いている方が多い。経営のプロではありません。スタッフの大半も元選手などが占めている場合が多く、つまりビジネスの素人が集まっている団体なわけで、それではお金の稼ぎ方がわかるわけがありません。

 さらにいうとお金を稼げる優秀な人が集まらない。競技団体側にお金がないからで優秀な方に見合う待遇ができないからです。優秀な人がいない、資金は増えない、という負のループに陥っている。これが日本スポーツ界の現状です。

 

なかなか辛辣ですね。

あとこんな発言も

 

 ただ明るい話題もあって、去年フェンシング競技の元五輪銀メダリストの太田雄貴さんが協会の会長になりました。彼はどうしたらフェンシングを日本に普及促進できるかということを四六時中考えています。競技の見せ方を工夫して会場を劇場に変えたりした。結果として全日本選手権が満員になりました。彼のような会長が各協会にいて優秀なスタッフがいればその競技団体はどんどん発展していくでしょう。

 Jリーグでいえば、楽天の三木谷さんやサイバーエージェントの藤田さんも新しい経営者像です。彼らは経営のプロでビジネスとしてスポーツをしっかりと捉えている。ヴィッセルのスタジアムは現状最大で2万5千人しか入らないので、これは仮の話ではありますが、埼玉スタジアムであれば最大6万人は入ります。レッズは年間の平均入場者数が3万5千人くらいなのですが、去年の神戸戦ではイニエスタ選手を見たさに5万5千人入りました。

 年間でホームゲームは約20試合なので、単純計算すれば年間40万人プラスとなるわけです。仮に3000円だったチケットを5000円にすると収益は全部でプラス34億円になる。イニエスタの年俸は推定32億円といわれていますが充分賄えるわけです。こういう計算や経営判断をできる人材が少ないのです。

 新しい視点で取組みを初めた三木谷さん、藤田さんがオーナーになられた町田ゼルビアは現在J2ですが、様々な展望をお持ちでいらっしゃる。ただ彼らのような例は現時点の日本において特例であって少数派なんです。

 

三木谷さんについてはいろいろ思うところもありますが、結局こういうことを見るたびに思う事は

 

「トップがその競技団体について本当に発展させたいと思っているのか。」

 

という事なんだと思います。

 

②老害な人達

実は最近僕の知り合いの人からこんな話を聞きました。

その知り合いが勤めている会社の社長が仲の良い友人4名とあるゴルフ場の会員権を買おうとした。

ところが年配の理事が

「俺のところにあいさつに来なかった。」

なんていう理由で4名とも審査を落としたとの事です。

面白そうな(失礼!)話なのでさらに突っ込んで聞いてみるとどうもその理事はゴルフの会員権の販売にも絡んでいるらしく、その方々がそのゴルフ場の会員権を購入したのが自分が絡んでいる会社以外だったのが気にくわなかったらしく、それで審査に落とした、との事です。

 

まあ伝聞の話ですので何とも言えませんが、この話を聞いて何となく今回のスポーツ界のガバナンスの話と結びつきました。

 

昔その世界で実績を出したものの、そこから自らをアップグレードすること無く、ただその実績のみでその世界に居座り、組織の変革や発展よりも自らの居場所確保や自分をたてる人のみを優遇する、いわゆる「老害」というやつですね。

 

川淵三郎さんの様に常に新しい世界に飛び込み、そこでその組織の競技者の事を真剣に考え、実行に移す方とは対極的です。

 

③何の為に

2018年は様々なスポーツ団体でガバナンスの在り方を問う様な事柄が次々と起きました。

ボクシング、レスリング、高校野球…。

 

www.jizaijin.biz

 

結局そこには

「プレイヤーズ・ファースト」

という観点があるのかどうか、という事です。

 

そこには会社の管理職がいかに現場の事を考え、現場がやりやすいようにするか、というのと同じ観点があるのかどうか、という事です。

 

www.jizaijin.biz

 

何の為にその組織に居座り、何の為にその行為を行うのか。

 

その競技の真の発展の為なのか、自我を満たす為だけなのか。

 

「プレイヤーズ・ファースト」「現場・ファースト」しっかり考えてた他山の石としたいと思います。