まっすぐな道を歩み続けるとよいことがあるかも。
昨日は僕の長男が所属していた野球チーム、というかスポーツ少年団の卒団式がありました。
長男は小学校4年の夏に入団しました。
僕も土日仕事の事が多いのですが、仕事が休みな日に練習や試合を観に行くことがちょくちょくあり、そのうち以前からコーチとして活動しているお父さん方に声を掛けられ、いつのまにかコーチとして名を連ねる事になりました。
お世辞にも強いチームとは言えず、僕自身も仕事の関係上あまりがっつりとは参加できず、長男も塾の関係でチームの完成時にあまり参加出来ず、中途半端になってしまいましたが良い方々に恵まれました。
その中で自分なりに色々学んだ事がありました。
①野球のルール
野球は昔から好きでしたのでルールは知っていました。
ただ実際に実践をやっていた訳ではなく、本当に細かいところまでは分かっていませんでした。
・例えば「振り逃げ」
三振をした時にキャッチャーが捕球出来ずにボールを落としたら、というのは知っていましたが適用されるのが「一塁にランナーがいない。」もしくは「2アウト」の時、というのは初めて知りました。
また審判はこの場合「ストライク・バッターアウト」ではなく「ストライク・スリー」とコールするのだとか。
・例えば「インフィールドフライ」
キャッチするのが簡単そうな内野フライの時に「インフィールドフライ」とコールされるのは知っていましたがこれが「ノーアウトもしくはワンアウト」、「走者一・二塁」の状態でしか適用されない、という事は知りませんでした。
・例えば「ボーク」
これは本当に細かいことがいくつかあるんだなあ、と知りました。
・セットポジションの時は完全に動作を静止しないといけない。
・牽制する時のプレートの外し方。
これらは正直今でもよく分かっていません。
でもこういう細かい事が分かったおかげで野球の見方というのはちょっと広がった気がします。
以前球辞苑というNHKの番組で審判についての特集がありましたが、
②順調に伸びていく子とそうでない子の違い
小学生の高学年の時期というのは身体も成長する時期であり、身長も伸びたり筋肉も付いたりしてそれに伴いスピードやパワーも付く時期です。
ですからどんな子たちもボールのスピードや打球の速さはある程度速くなります。
ただそこからさらに伸びる子、成長する子というのは
「素直な子」
だと思いました。
素直に教えを聞き、それをその通りに実践する子というのはやはり伸び方が早いです。
早いというか「綺麗に」伸びます。
曲り道なく、という表現でもいいかもしれません。
逆に身体能力が高く、それだけである程度やれてしまう子の中でこれが欠けている子が見受けられたのも事実です。
うちのチームではいなかったのですが他のチームにいました。
他のチームの指導者の方に伺うと
「そうなんですよね。もうちょっと素直に耳を傾けてくれれば」
というケースも耳にしました。
③やり続ける事の大切さ
僕にとってはこれが一番大きかったです。
毎週土曜日、日曜日練習や試合があります。
ベースの活動は土曜日が半日、日曜日が一日なのですが、それを毎日続けるとやはり成果が出てきます。
自宅とかで自主練習をしている子はなおさらです。
その中で子供達は練習に参加して半日、一日練習をします。
それを数ヶ月、数年続ける訳です。
「継続は力なり」
といいますがまさにその通りで僕が仕事の都合とかで数週間見なかっただけで
「あれっ、なんかスイングが変わっている。」
「なんかボールが速くなっている。」
「コントロールが付いている。」
と感じる事がありました。
④年齢を重ねる事で失ったものを取り戻そう
子供から成長して大人になるにつれて色んなものを得ることが出来ます。
例えば「効率」
効果的な勉強の仕方を覚えたり、人間関係で人とぶつかったり我慢してばかりだったのがうまくかわす事や迎合する事を覚えたり。
ちょっとどこかに出かけるにも「近道」を通ったり。
意識的に、また無意識的にも効率を覚えていきます。
もちろんそれは必要な事なんですが逆にどこかで手抜きを覚えたりやるべきプロセスをやらなかったりすることにもつながります。
一生懸命、泥臭く、愚直なまでに何かに取り組む事にカッコ悪さを覚えてやらなくなる事も多々あります。
誰にでも出来ていた挨拶を照れやめんどくささでやらなくなることもあります。
そういった年齢を重ねる事で自分が失ったものというのが子供達と関わる事で見えてきた気がします。
⑤いくつになっても人は成長できる
これだけ科学や医療が進歩した現代社会においても人間の脳の働きというのはまだ数パーセントしか解明されていないそうです。
という事はひょっとして今まで常識と考えられていたものが非常識と言われる時代が来るかもしれません。
「年齢とともに物覚えが悪くなる。」
ひょっとして子供の頃必死になってやっていた勉強をいつの間にかやらなくなったから、という事かもしれません。
僕も株式トレード塾の講師をしていますが70歳代、80歳代の方も学びにみえます。
今から僕も今まで見てきた子供達に見習って色んな事に真摯に取り組みたいと思います。